初めての乗馬
期待しただけのことはあって( なんと言っても、これを楽しみにこの夏に10回以上もスポーツセンターに行って、筋トレに励んでいたんだから)乗馬は楽しいものだった。高くても怖くないし、初心者に割り当てられた馬は、賢くて聞き分けのいいリチャードで、私が手綱を引く前に、トレーナーの「はい、右!」という声ですんなりと右へ行けるベテランだった。
「 君、絶対、分かっているでしょう?」と思わず馬上で声に出てしまった。
ちょっとたるくなるとスピードを緩めるので、お腹を蹴らなきゃいけないんだけど、最初はどこを蹴っていいのか?なかなか的に当たらない、私。三回目のレッスンでは、股関節をぐっと開く加減がなんとなくつかめてきて、するとトレーナーの先生の言うように踵を内側にして鐙を踏むことができるようになった。そうなると、「 えいっ!」と蹴るところがちょうどリチャードに上手く伝わるらしく、たらたらと走らなくなってきた。
おもしろい!
写真はリチャードじゃないけれど、馬にもいろんな性格の子がいて、コンディションとかもあるらしくて、そういうのを心得た上で手綱や鞭を使っていくのも、おもしろそう。
男に対しては、鞭や手綱はうまくさばけなかったけど…、ま、それはそれとして。
乗馬は爽快で、楽しかった。馬も、可愛い。きれいで賢い感じが素敵だった。